夢は枯れ野をかけめぐる




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    作品名:夢は枯れ野をかけめぐる
    作者:西澤保彦
    初版年月日:2008年8月25日
  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    鵜久森市(捧谷町)、印葉市などの地名は出てくるものの、実在はしないようです。

    48歳で勤務先のデパートを早期退職した独身男性と、彼を巡る近所の人や同級生の話。
    貯金に励んでいたおかげで、当面の生活に問題はないが、将来のことを考えると…。
    家族、老人、痴呆といったものについて考えさせられる作品です。

    「迷いゴミ」「戻る黄昏」「その日、最後に見た顔は」「幸福の外側」「卒業」「夢は枯れ野をかけめぐる」の6つの短編が収録されています。

    グロテスクではないけれど、色々な意味で考えさせられるミステリーです。
    タイトルから、松尾芭蕉が病床で詠んだ最後の俳句「旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る」が想起されます。

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