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購入も可能!1冊から送料無料作品名:からくりからくさ
作者:梨木香歩
初版年月日:1999年5月20日 -
あらすじ・感想・お勧めポイント
「りかさん」の続編に当る小説です。
祖母の遺した古い家で共に暮らすことになった女性たち。
染色、東洋文化、機織、キリムや能、様々な「丁寧な手仕事」と草花が織り成す生活。
その傍らにいる人形の「りかさん」。
一つ屋根の下で暮らしながらも、それぞれの道を歩む4人の女性の生き方が描かれています。彼女たちの名前は蓉子、与希子、紀久、マーガレット。
名前も花から取っているのでしょうか。
蓉子は芙蓉、紀久(きく)は菊、マーガレットはそのままマーガレットかな、と思いながら読みました。
与希子だけはわからなかったので偶然なのかもしれませんが…。
それとも紀久とあわせて「与希子と紀久」で「よきこときく」
(歌舞伎の文様の斧琴菊…善き事聞く)を表しているのでしょうか。地域は「維新前後の城主が能好きで城内には今も立派な能舞台があるので有名」「蓮の群生で有名な堀」
「S市という古い城下町」などのキーワードがありましたが、不明です。
また食べ物は「鯖寿司」「この辺の名物のふと三つ葉の入った澄まし汁」などが出ていましたが
これも特定はできませんでした。ナチュラルな生活やガーデニングが好きな人におすすめです。