山魔の如き嗤うもの




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    作品名:山魔の如き嗤うもの
    作者:三津田信三
    初版年月日:2008年4月28日
  • 舞台

    【東京】
    ★奥多摩地方
    ・千代田区:神田、神保町

    ご当地グルメ

    特になし

  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズです。
    「首無の如き祟るもの」の次の作品になります。

    大垣外(おおがいと)、神戸(ごうど)地区にあるとされる初戸(はど)・奥戸(くまど)などの集落名、また三山(眉山・巳山)・乎山(かなやま)などは架空の地名・山名のようです。
    終下市(ついかいち)、滑万尾(かつまお)など前作と共通の地名も出てきます。
    今回は山梨の乙沖(おつおき)という大月(おおつき)のアナグラムの地名が登場しています。

    六地蔵や童歌にまつわる見立て殺人といった、民俗学的なホラー要素が強いミステリーです。

    起承が長く、転結は一気に進みます。
    犯人やトリックにはある程度の段階で気付けるのに、それでも翻弄されました。
    散りばめられた伏線の回収はお見事です。
    似た人物名が多いためか、少々混乱しました。
    個人的には、地理がわかりにくく簡易な地図の添付が欲しかったと思っています。

登場人物

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