幽女の如き怨むもの




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    作品名:幽女の如き怨むもの
    作者:三津田信三
    初版年月日:2012年4月17日
  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズです。

    桃苑という地にある遊廓が舞台となっています。
    時代は戦前、戦中、戦後と大きく3つに分かれています。
    同じ建物ですが、名は「金瓶梅楼」「梅遊記楼」「梅園楼」と変化し、主人公も各章によって変わります。

    廓町である桃苑の中で、大見世と言っても良い規模を誇るとある遊廓の別館3階にある特別室では、3つの時代に亘り3度、投身事件が起きていた。
    完遂・未遂に関わらず、その人数は3人。
    自らの意思で身を投げたのか、それとも廓の中で囁かれる「幽女」によるものなのか。

    ハードカバー版の表紙は、問題の曰くつきの窓ですね。
    よく見ると、飾り窓の形が上下逆になっていて、「なむあみだぶつ」と、作中で言われている通りに文字(もちろん上下逆に)が書かれています。
    そしてどうでもいい事ですが、ヨーロッパの一部の国では、「飾り窓」という単語が売春宿(≠遊廓)を指す隠語となっていたりします。
    偶然かもしれませんが、考えすぎでしょうか。

    今回はほとんどが建物の中で完結する上、遊廓内の図が添付されているので位置関係などがわかりやすいです。

登場人物

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