厭魅の如き憑くもの




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    作品名:厭魅の如き憑くもの
    作者:三津田信三
    初版年月日:2006年2月28日
  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    「まじもののごときつくもの」と読みます。
    怪奇幻想作家の刀城言耶(とうじょうげんや)シリーズの最初の作品です。

    蒼龍郷(そうりゅうごう)にある神々櫛村(かがぐしむら)では神隠しがよく起きること、また憑き物筋の家系があることなどから「神隠し村」「案山子村」「憑き物村」等と呼ばれていた。
    村を二分する憑き物筋の「黒」の家、非憑き物筋の「白」の家。
    その間で起こる連続殺人事件と、村を跋扈する何者かの気配。
    それはカカシ様なのか、山神様か、それとも厭魅なのか。

    九供山(くぐやま)、哥々山(かかやま)、邑寿川(おうじゅがわ)、緋還川(ひせんがわ)、爬跛村(ははむら)などの地名はすべてオリジナルのようです。

    他の作品同様、起承がとても長く、転結はあっと言う間です。
    ミステリー要素よりも、おどろおどろしいホラー要素が強い作品です。

    水魑の如き沈むもの」には、この蒼龍郷・神々櫛村出身の佐霧という女性が登場しています。

    ハードカバー版にはありませんでしたが、文庫版では地図が収録されています。

登場人物

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