月読




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    作品名:月読
    作者:太田忠司
    初版年月日:2005年1月30日
  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    「落下する花-月読-」の前作にあたる作品です。

    人が亡くなる際に起きる奇跡的な現象である「月導」(つきしるべ)を読み解く力がある「月読」という異能者。
    自分を見失いかけていた高校生、従兄弟が巻き込まれた事件を追う刑事、街で有数の資産家の一家とそこに集う人々。

    舞台は結浜という町ですが、架空の町のようです。

    月読・月導についての記述も多くありますが、それよりも登場人物たちの心理描写に惹かれるものがありました。
    「落下する花-月読-」よりも主人公の朔夜一心については掘り下げられていて、彼を始めとする登場人物たちに共感を感じられるような人間臭さがあります。
    結構な長編ですが、吸い込まれるように読めます。

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