-
↑詳細は表紙画像をクリック↑
購入も可能!1冊から送料無料作品名:訪問者
作者:恩田陸
初版年月日:2009年5月20日 -
あらすじ・感想・お勧めポイント
きっかけは映画監督の急死だった。
彼の死後、遺書と遺された脚本を携えて洋館にやってきた主人公とカメラマン。
孤児だった映画監督を育てた実業家が経てたその館には5人の老人と、家政婦、そして訳ありの少女がいた。
「もうすぐ訪問者がやって来る。訪問者に気を付けろ」。
館に届いていた謎の警告文と、発見される男の死体、新たなる訪問者。
「家の中にはないし、普通の人が見ても分かるようなものではない。だが、この近くにすごく価値のあるものがある。それは、ずっと先にならないと分からないだろう」
女傑と言われた実業家が残した、彼女の父の言葉。
隠し財産は存在するのか?
映画監督の意図は?
訪問者とは誰のことなのか?
嵐によって孤立した洋館で、トリックスターによる謎解きが始まる。大きく6つの章に分かれているのですが、各章が「章」ではなく「幕」となっていること、また、そのタイトルが「せいめいのれきし」「ももいろのきりん」「ちいさいおうち」「かわいそうなぞう」「ふるやのもり」「おおきなかぶ」と絵本でお馴染みの題となっていることにも注目です。
小説というより演劇の舞台を観ているような気持ちになります。
登場人物 |