あらすじ・感想・お勧めポイント

いじめられっ子として悪夢のような高校生活を過ごした主人公は、同じ高校から誰も進学しない都内の大学を選んで入学したが、そこで会ったのはかつてのいじめっ子だった。
入学早々、図書館裏で恐喝されていた主人公を颯爽と助けた同級生と共に入部する事になったのは「正義の味方研究部」だった。

学生同士によるアルコールハラスメント、外国人留学生の集団失踪、セクハラ、ネズミ講から学生起業まで大学生活に実際に潜んでいそうな問題を取り上げています。
友情や仲間意識、進みそうで進まない恋愛模様、いじめられていた故に身についた強さと、独自の正義感。
ただの勧善懲悪では終わらない、考えさせられる一冊です。