砂冥宮


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    作品名:砂冥宮
    作者:内田康夫
    初版年月日:2009年03月25日
    (最初の刊行)
  • 舞台

    【神奈川県】
    ・横須賀市:秋谷

    【石川県】
    ・小松市:安宅の関跡付近
    ・能美市:辰口町(辰口温泉・旅館「まつさき」)
    ・金沢市:木ノ新保町(JR金沢駅)、本町(「ホテル日航金沢」)、下新町(泉鏡花記念館)、片町(「赤玉本店」)、堀川新町(北鉄金沢駅)
    ・河北郡内灘町:向粟崎(内灘駅)、大学(内灘町役場、金沢医科大学病院)、宮坂(内灘砂丘、着弾地観測所)

    【東京都】
    ・三鷹市:新川(杏林大学付属病院)
    ・北区:上中里(「平塚亭」)

    【富山県】
    ・砺波市:小牧(小牧ダム、庄川峡、庄川遊覧船乗り場)

    【宮城県】
    ・仙台市:若林区南材木町

    ご当地グルメ

    越乃寒梅(新潟県新潟市江南区)、大野醤油(石川県金沢市)、萩の月(仙台市)、平塚亭のお団子(東京都北区)

  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    浅見光彦シリーズです。
    「砂冥宮」と書いて「すなめいきゅう」と読みます。
    漢字を間違えてしまいそうですが「砂迷宮」ではありません、「砂宮」です。

    泉鏡花が「草迷宮」を書くきっかけとなったという三浦半島の屋敷に住む老人を取材した浅見光彦だったが、その老人が小松市の安宅の関で遺体となって発見された。
    「金沢に行く」と言い残していた老人の目的は何だったのか。
    訃報を聞いた浅見は、老人の足取りを追うべく、金沢に向かう。

    泉鏡花の「草迷宮(くさめいきゅう)」と言えば、1978年に寺山修司によって映画化されたこともある幻想的な怪異小説です。

    今作「砂冥宮」は、この「草迷宮」の冒頭部分の引用から始まり、タイトルもオマージュのようになっています。

    作中で金沢の泉鏡花記念館の所在地が尾張町になっているのですが、現在の住所は下新町になっています。
    2009年11月に旧町名復活による町名変更ということで、尾張町2丁目の一部が下新町に変更になったそうなので、泉鏡花記念館は該当しているのかもしれません。

    また、逗子名物という大振りの最中が出てきますが、三盛楼の浪子最中なのではないかと想像しています。

    そう言えば、本作では珍しく浅見さんの素性が警察にばれません!
    ニヤニヤしながら待っていたら、お定まりのパターンがなくてびっくりしたような、ちょっと寂しいような?
    たまにはアリかもしれませんね。

    電子書籍も発売されています。
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