夏雷


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    作品名:夏雷
    作者:大倉崇裕
    初版年月日:2012年7月30日
  • 舞台

    【東京】
    ・中央区:月島(1丁目、3丁目、月島西仲通り商店街、清澄通り)、勝どき(勝鬨橋)、佃(住吉神社付近)、晴海(晴海埠頭付近)、八重洲通り付近
    ・世田谷区:桜新町、祖師谷(祖師ヶ谷大蔵駅付近)
    ・品川区:大井(大井町駅付近)、五反田付近
    ・港区:新橋(新橋駅付近)、六本木、汐留
    ・千代田区:丸の内一丁目(東京駅)、有楽町、日比谷公園
    ・西多摩郡

    【神奈川】
    ・愛甲郡清川村、秦野市、足柄上郡山北町:塔ノ岳
    ・横浜市神奈川区:東神奈川駅付近

    【山梨】
    ・鳳凰三山

    【長野】
    ・松本市~安曇野市:常念岳

    【長野】松本市・大町市~【岐阜】高山市:槍ヶ岳

    ご当地グルメ

    もんじゃ焼き(東京・月島)

  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    5月末、月島で便利屋を営む倉持の前に、奇妙な依頼人が現れた。
    その男の依頼は「8月までに槍ヶ岳に登れるようにしてほしい」。
    ただし、「余計なことは一切聞かないこと」。
    男の素性も目的も全くわからない状態で、便利屋の奮闘が始まる…。

    後輩に後遺症が残るような怪我をさせてしまったことを悔やみ、それまで生活の中心だった登山を止めた男。
    約20年、山から遠ざかった生活をしていたのに、突如ずぶの素人を連れて登山するはめになる、というお話です。

    生還 山岳捜査官・釜谷亮二」の主人公・釜谷さんの直属の部下である原田さんが登場し、釜谷さんも名前だけですが登場します。
    もう1ヶ月近く山に入ったままだとか。

    導入部分から幾度となく出てくる、倉持さんの不器用な真面目さや境遇が妙にリアルで、不思議な魅力となっています。
    ただ、人間模様は面白いのですが、登山やミステリーに重きを置く人にとっては少し物足りないかもしれません。
    1ヶ所1ヶ所の山の描写が短いです。
    なので、山岳ミステリーと言っても、登山シーンがさらっと終わってしまう感じです。
    ちょっと勿体無い気持ちになりました。

登場人物

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