あらすじ・感想・お勧めポイント

犯人は幽霊以外ありえない…。
世の中の不可能犯罪のうち、一定数は幽霊によって犯された事件である。
実証された霊による犯罪を取り締まるために、静岡県警に密かに創設された捜査五課、通称「幽霊専門対策班」。
幽霊を専門に取り締まるエキスパートたちの集団である。
変わり者だらけの捜査五課と、現実的な捜査一課。
事あるごとにぶつかるこの2つの課の間で板挟みとなるのは、捜査一課に所属する、霊感が強いのに怖がりで幽霊嫌いの刑事だった。

地名は現実にある地名と、オリジナルのものが混在しています。

5作品が収録されています。
妙に細かい設定がまず面白いです。
幽霊が犯人と言うミステリーの禁じ手ですが、その細かい設定が活きています。
そして、淡々とした進行が笑えたり切なかったりします。

待ち望んでいた文庫化が、2013年11月にようやく実現されました！