白虹




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    作品名:白虹
    作者:大倉崇裕
    初版年月日:2010年12月27日
  • 舞台

    【富山】
    ★飛騨山脈(北アルプス)
    ・富山市:富山駅前、今泉北部町(市民病院)

    【東京】
    ・新宿区:新宿(新宿通り付近、新宿西口付近)
    ・豊島区:東池袋付近
    ・千代田区:東京駅(地下街、八重洲中央口付近)、飯田橋
    ・港区:新橋(新橋駅付近)
    ・文京区湯島~千代田区神田:お茶の水地域
    ・調布市

    【群馬】
    ・県北部の山

    ご当地グルメ

    特になし

  • あらすじ・感想・お勧めポイント

    白虹(はっこう)…太陽や月の周囲に現れる巨大な白い光の輪のこと。
    光源に薄い雲がかかった際に光の屈折によって起こされる現象で、とても美しいもの。
    しかし、「白虹貫日」という故事成語にもあるように、不吉な兆しとも言われている。
    そんな言葉がタイトルとなっています。

    自分の行動が引き金となって起きた事故から逃避するように山小屋のスタッフをしている元警察官。
    ふとしたきっかけから遭難していた男性を救助したが、後にその男性が恋人を殺害し自殺したと報じられた。
    信じられない思いの主人公は、葛藤しつつ事件を追うことにする。

    舞台は富山ですが「生還」で登場している長野県警の米村氏が出てきます。
    後ろ向きな主人公ですが、周りの人々が次々に彼を支え、協力してくれるところは元来の人の良さや生真面目さを感じさせます。
    多少展開が急な感じもありますが、この主人公の昇華具合が心に残りました。

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